予防接種 Vaccination

予防接種の予約について

  • 毎週月・木・土曜日の午後2時から3時30分まで、予約制で「予防接種外来」の時間帯を設けております。
  • 火・金曜日の午後2時から3時30分までは乳児健診の時間ですが、健診と同時に予防接種を受けることはできます。
  • 「予防接種外来」の予約は、iTicketからの自動予約に対応しておりません。診療時間に電話(059-380-0489)で直接予約していただくか、受診時に予約をお願いしております。
  • 乳幼児の方には、なるべく上記の時間帯をお勧めしております。
  • しかし、都合でどうしてもこの「予防接種外来」に受診できない場合は、通常の診察時間予防接種を申し込んでも構いません。
  • 鈴鹿市以外の方でも当院で公費接種できます。三重県内在住に限る)

予防接種に来られる時

  • 母子手帳と予診票を忘れないようにして下さい。
  • 定期接種の予診票をお持ちでない場合は保健センターもしくはお近くの市役所支所でもらってからお越しください。
  • 任意接種の予診票は当院にありますが、右サイドメニューからダウンロードできます。

渡航ワクチンについて

当院では渡航時のワクチン相談と接種を行っております。渡航まで時間がない場合は複数ワクチンを同時に接種しています。また、英文のワクチン証明も発行できます(有料)。
お気軽にご相談ください。

その他

成人のワクチンも行っております。
予防接種の受け方が分からない、接種の間隔が長く空いてしまった、など遠慮なくご相談下さい。


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KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう

肺炎球菌ワクチン(小児用)

肺炎球菌による髄膜炎、菌血症、重症肺炎を予防します。乳幼児期に多い疾患で予後が悪い病気なので、乳児早期からのワクチン接種が望まれます。2ヶ月から接種します。

Hibワクチン

ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌の髄膜炎や喉頭蓋炎を予防するワクチンです。一般に言う“インフルエンザ“とは違います。乳幼児期に多い疾患で予後が悪い病気なので、乳児早期からのワクチン接種が望まれます。2ヶ月から接種します。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ワクチンは肝癌予防ワクチンです。
子どもの時かかるとウイルスがからだに残るキャリアになってしまい、将来肝癌になる可能性が大きいウイルスです。母子感染以外に性交渉や血液を介して感染します。

BCG

乳幼児の結核性髄膜炎を予防するワクチンです。生後5ヶ月から接種を勧めています。三重県では小児の結核の発症はほとんどありません。

DPT-IPV (4種混合ワクチン)

D(ジフテリア)・P(百日咳)・T(破傷風)・IPV(ポリオ)を予防するワクチンです。3ヶ月から接種可能のワクチンです。四週間隔で三回接種後、一年後に追加接種を行います。
ジフテリアは日本ではほぼなくなった疾患です。百日咳はまだ流行があり、乳児早期にかかると重症になります。最近は大学生で流行するなど成人での発症が増えています。破傷風は土壌にいる細菌ですのでいつでもかかる可能性はありけいれんなどをきたし重症になることもあります。2000年にWHOにより日本でのポリオ根絶宣言が行われましたが、世界ではまだ流行地があるので接種が必要です。

MR (麻疹・風疹混合ワクチン)

麻疹(はしか)と風疹(ふうしん)を予防するワクチンです。最も重要なワクチンです。1歳になったらすぐ接種してください。小学校入学前の年にも追加接種を行います。

水痘ワクチン

2014年から定期接種になり、1歳時にMRワクチンと同時接種します。2回目は2歳半ぐらいでお勧めしています。3歳を超えると有料になりますので注意してください。

日本脳炎ワクチン

1970年以降ワクチンの普及で患者数は激減しましたが、三重県から九州にかけて患者発生があります。日本脳炎は死亡率が高い病気ですが治療法はなく、ワクチンが唯一の予防法です。6ヶ月から接種します。

DT (二種混合ワクチン)

DPT接種後10年で行う追加のワクチンです。11歳で接種します。P(百日咳)が入っていません。百日咳は成人では重症にならないため除かれていますが、現在その成人の百日咳が増えており、そこから乳幼児に感染することが問題になっています。米国ではすでに百日咳を含んだDTaPというワクチンが接種されています。今後、日本でもDPTになることが望まれます。

子宮頚癌ワクチン

子宮頚癌は20代から30代の女性に増加している癌で、“マザーキラー“とも呼ばれています。ウイルス感染が原因のため、このワクチンで70~80%を予防できます。性行動が始まる前の接種が望まれますが、成人でも接種後の感染を予防できます。3回の接種が必要です。定期接種で中学生から高校1年生まで無料で接種できますが、副反応の報道があり接種を控える人が多い状況です。副反応とワクチンとの因果関係は科学的に証明されていません。子宮頚がんで日本の女性が毎日8人亡くなっています。

ムンプスワクチン

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)を予防するワクチンです。1歳から接種可能です。おたふくかぜは髄膜炎、睾丸炎、難聴と比較的合併症が多い疾患です、特に難聴は400~500人に一人発症し、片側だけですが治療法はなく完全に聞こえなくなります。先進国でムンプスワクチンが定期接種になっていないのは日本だけです。

インフルエンザワクチン

ウイルスが変異するため毎年接種が必要です。13歳未満は3~4週間隔で原則2回接種です。12月初旬までには接種を終えることを勧めます。生後6ヶ月から接種できます。

肺炎球菌ワクチン(大人用)

主に、高齢者の肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンです。接種費用の助成があります。65歳以上の方は接種しましょう。当院でも接種できます。

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスはウイルス性胃腸炎の原因の一つです。一般的にウイルス性胃腸炎は水分補給に気をつければ問題なく自然治癒します。しかし、ロタウイルスによる胃腸炎はノロウイルスなどに比べ重症化しやすく、脳症の原因としてはインフルエンザウイルスに次ぐものです。生後6週から接種できますが、2ヶ月時にHib、肺炎球菌との同時接種をお勧めします。飲むワクチンです。6ヶ月以降のお子さんは接種できません。

A型肝炎ワクチン

A型急性肝炎は劇症化や慢性化することはほとんどなく予後良好な疾患ですが、通常1ヶ月程度の療養を要し、症状が重い場合でも対処療法しかありません。日本は毎年100人弱の患者の発生ですが、日本以外のアジア、アフリカ、南米では注意が必要です。1ヶ月間隔で2回接種後6ヶ月後に追加接種を行います。2010年は患者が例年に比べ急増しています。

狂犬病ワクチン

現在、日本での発生はありません。発症した場合はほぼ100%死亡するこわい病気なので流行地に行く場合は接種を勧めます。

破傷風ワクチン

破傷風は発展途上国だけの病気ではなく、日本においても年間約100人の患者が報告されています。適切に治療されないと死亡することもあります。乳児期から接種するDPTワクチンに含まれており、追加免疫は11歳時のDTワクチンで行われます。免疫効果は10年とされており、10年ごとの追加接種が必要です。