院長 渡辺正博 Director of Suzuka Pediatrics
生まれは静岡県ですが、すぐに長野県へ転居し高校まで過ごしました。
1986年に三重大学医学部を卒業し、小児科学教室へ入局しました。小児科では感染症グループに所属し、ウイルス学の研究をするとともに国際医療にも携わりました。
1999年にすずかこどもクリニックを開院し現在に至ります。
開院後は小児科のわくにとらわれず、子どもから成人まで全科的初期治療ができる家庭医を目指しています。
診療方針は不必要な検査や投薬を行わない。特に抗菌薬適正使用に心がけています。不必要な薬をもらって安心する診療より、正しい診断と経過を説明し安心していただける診療を行います。
抗菌薬適正使用については抗菌薬適正使用ワ-キンググル-プの先生方が的確にまとめていますので参考にして下さい。
抗菌薬適正使用(内容は少し難しいです)
- 勤務した病院
- 三重大学医学部附属病院
- 国立療養所三重病院
- 国立津病院 (現 三重中央医療センター)
- 国立療養所鈴鹿病院
- 新宮市立市民病院 (現 新宮市立医療センター)
- 稲沢市民病院
- 厚生連鈴鹿中央総合病院
- 国際医療
- 1990年~1992年 ザンビア国 「感染症プロジェクト」チームリーダー
- 1998年(2週間) ベトナム 日本口唇口蓋裂協会の診療派遣団の一員として参加
- 学位論文/研究業績
- Adherence of peripheral blood leukocytes to cytomegalovirus-infected fibroblasts. Microbiol Immunol. 1996;40(7):519-23.
- Role of adhesion molecules in natural killer cell-induced DNA fragmentation of cytomegalovirus-infected fibroblasts. Viral Immunol. 1996;9(4):219-24.
- Changes of adhesion molecule (LFA-1, ICAM-1) expression on memory T cells activated with cytomegalovirus antigen. Cell Immunol. 1995 Jan;160(1):8-13.
- Increased expression of adhesion molecules (CD54, CD29 and CD44) on fibroblasts infected with cytomegalovirus. Microbiol Immunol. 1995;39(2):129-33.
すずかこどもクリニック開院後の業績
- 論文
- Detection adenovirus DNA in clinical samples by SYBR Green real-time PCR assay. Pediatr Int. 2005; 47(3):286-91.
- Sensitivity of rapid immunoassay for influenza A and B in the early phase of the disease. Pediatr Int. 2009; 51:211-5.
- インフルエンザ感染症に対するリン酸オセルタミビル3日間投与の検討 小児感染免疫Vol.17 17-22 2005
- Real-time PCRを用いたアデノウイルス感染症の病態と迅速診断キットの検討 三重県小児科医会報、2004
- Viral load and rapid diagnostic test in patients with pandemic (H1N1) 2009. Pediatr Int. 2011; 53(6):1097-9.
- 小学校における水痘ワクチン1回接種の有効性とブレイクスルー水痘 日本小児科学会雑誌 Vol.120 20-25 2016
- 水疱瘡の診断は難しい!? 日本医事新報 No.4787 巻頭言(プラタナス) 2016
- Symposium report of the 19th annual meeting of the Japanese Society for Vaccinology 2015: What is the role of clinicians in vaccinology? Vaccine. 2016;34:4079-82.
- 外来診療におけるムンプスの診断. IASR Vol. 37 p.197-198
- Laboratory Diagnosis of Breakthrough Varicella in Children. The Pediatric infectious disease journal. 2017;36(6):560-3.
- Enterococcus faecalisによる膀胱炎を繰り返した膀胱異物の12歳男児例 小児科臨床71巻2号 Page193-196 2018
- Salivary cytomegalovirus excretion in children in day care centers and home care facilities in Japan. Journal of Medical Virology 2019; 91(12): 2182-2187
- 学会発表
- インフルエンザ感染症に対するリン酸オセルタミビルの使用経験 (小児科学会東海地方会2002)
- インフルエンザ感染症に対するリン酸オセルタミビル3日間投与の検討 (小児科学会東海地方会2003)
- 免疫クロマトグラフィー法を用いたアデノウイルス迅速診断キットの検討 (臨床ウイルス学会2004)
- ムンプスの臨床診断に有用な因子についての検討 (臨床ウイルス学会2005)
- ムンプスワクチン歴のある急性耳下腺腫脹例の特徴についての検討 (臨床ウイルス学会2005)
- インフルエンザ迅速診断キットの感度~検査時期・ワクチン接種・体温・年令が与える影響について~ (小児感染症学会2006)
- B型(山形タイプ)インフルエンザ感染症に対するリン酸オセルタミビルの効果(小児感染症学会2006)
- インフルエンザ感染症に対するザナミビルの効果 (小児感染症学会2007)
- 急性中耳炎に伴った顔面神経麻痺の1例(中部日本小児科学会2008)
- 2009年夏以降に当院を受診したインフルエンザ患者の検討 (小児科学会東海地方会2010)
- 2009-2010年に流行したpandemic(H1N1)2009における、発症早期の鼻腔吸引液中ウイルスコピー数と迅速診断陽性率の検討(臨床ウイルス学会2010)
- 内視鏡による鼓膜の観察とファイリングの実際(日本小児科医会総会フォーラム・シンポジウム2011)
- pandemic(H1N1)2009流行時における小児インフルエンザ様患者からマルチプレックスPCRを用いたウイルスの検出(臨床ウイルス学会2011)
- インフルエンザ非流行期における小児上気道感染症患者からマルチプレックスPCRを用いたウイルスの検出(臨床ウイルス学会2011)
- 乳幼児健診時の無症候性中耳液貯留の頻度と危険因子(日本小児科学会2011)
- 熱傷に対する湿潤療法のノウハウを共有しよう(東海外来小児科学研究会・ワークショップ2011)
- 冬季の小児発熱患者における多項目呼吸器感染ウイルス検索と臨床症状の検討(臨床ウイルス学会2012)
- 点状出血で発症したパルボウイルス感染症の臨床とウイルス学的検討~麻疹IgM抗体との交叉反応について~(臨床ウイルス学会2012)
- 突発性発疹の前方視的検討(臨床ウイルス学会2013)
- 水痘感受性者が少ない小学校での水痘のアウトブレイク(臨床ウイルス学会2014)
- Breakthrough varicellaの実験室診断法についての検討(臨床ウイルス学会2015)
- 水痘・ムンプス、ワクチン接種後罹患の診断をどうするか~正確なサーベイランスをめざして~(ワクチン学会・シンポジウム2015)
- 小学5年生へのメディア模擬授業(三重県小児保健学会2016)
- 乳幼児における唾液からのサイトメガロウイルス排泄率(小児感染症学会2016)
- 複数回耳下腺腫脹を呈した症例のウイルス学的検討(臨床ウイルス学会2017)
- 頭部の振戦をきたしたA型インフルエンザの5ヶ月男児例(小児科学会東海地方会)
- ムンプス診断13年間のまとめからみえるもの(外来小児科学会2017)
- 乳幼児の唾液からのサイトメガロウイルス(CMV)排泄率の前方視的検討(保育園児と非就園児との比較)及びCMVジェノタイプの検索(臨床ウイルス学会2019)
- 講演
- 津市養護教諭研修会「学校伝染病・メディアの弊害・その他」(2008.8)
- 三重県私立幼稚園協会鈴鹿・亀山ブロック教育課程研究集会「子どもの健康と安全」(2009.3)
- 津市学校保健会健康講演会「子どものメディアとのつきあい方を考えてみませんか?」(2010.6)
- 三重県学校医研修会「学校保健と学校医のかかわり 健診オンリー主義からの脱却」(2010.11・津市)
- 栄公民館第3回孫育て学級「子どもの病気やけがについて」(2011.10)
- 学校保健会教育講演「子どもとメディアの弊害について」(2011.11・鳥羽市)
- 鈴鹿市市立保育園教育講演会「保育園でのけがの対応について~湿潤療法(閉鎖療法)を中心に~」(2012.9)
- 人材育成研修シリーズ子育て支援講演会「脳にいいことNOなこと~子どもの脳とメディアとの関係~」(2014.2・伊勢市)
- 日本小児科医会子どもの心研修会「小学校でのノーメディア運動の取組と小児科医による授業の実際」(2015.7・東京)
- 久居中学校区小中一貫教育推進にかかわる講演会「子どもとメディアの弊害」(2015.11・津市)
- 久居中学校区PTA教育講演会「子どもとメディアの弊害」(2016.1・津市)
- 愛知県医師会健康教育講座「メディアの弊害とノーメディア運動の取り組み」(2016.10.19・名古屋市)
- 思春期保健勉強会「子どもとメディアのつきあい方」(2017.2・志摩市)
- 日本保育保健協議会中部ブロック研修会「子どもとメディア」(2017.7・津市)
- かもめ幼稚園PTA講演会「長時間メディア接触が子どもの身体に及ぼす影響」(2017.11・鳥羽市)
- 津市母子保健推進員継続研修会「長時間メディア接触が子どもの身体に及ぼす影響」(2018.2・津市)
- 第47回鈴鹿市母親大会「長時間メディア接触が子どもの身体に及ぼす影響」(2018.7.8.・鈴鹿市)
- 津市八つ山小学校PTA学習会「長時間メディア接触が子どもの身体に及ぼす影響」(2019.6.26・津市)
- 津市郡山小学校PTA学習会「長時間メディア接触が子どもの身体に及ぼす影響」(2019.9.4・津市)
所属学会
- 日本小児科学会・日本ウイルス学会・日本臨床ウイルス学会・日本ワクチン学会・
- 日本小児感染症学会・日本外来小児科学会
- 小児科専門医
- 子どもの心相談医
- 日本小児科医会メディア委員
- 産業医